角質は私達には必要不可欠な皮膚組織ですが、必要以上に
あると肌が荒れたり、汚くなってしまいます。
古い角質が溜まり過ぎると、ニキビ・毛穴の黒ずみ・角栓・くすみ
といった色々な肌トラブルになるんですよね。
顔の肌が古い角質だらけだと、美肌からは遠ざかってしまうので、
適切なケアで除去していきましょう。
そもそも、角質とは何ぞや?
ドクターフィッシュが足の角質を食べてくれますとか、古い角質があると
良くないとか、『角質』という言葉はよく聞くと思います。
皮膚の構造的に最も外側の部分である、表皮の中でも一番外側にあり、
肌を守っているのが角質層です。
角質層には、15~20%の水分が含まれていて、水分保持機能やバリア機能を
司っています。
この角質層が私達を外からの刺激から守ってくれているため、角質がなくなると
24時間以内に生命活動の維持ができなると言われるくらい、大事な組織なんです。
角質は大事だけど溜まり過ぎは肌トラブルの原因
角質はすごく大事なのですが、溜まり過ぎては肌トラブルの原因となって
しまいます。
古い角質が毛穴に詰まってしまうと、角栓やニキビができてザラザラしたり、
凸凹してしまいます。
それに、皮膚が厚くなってしまって、くすみを作ったりもするので、
肌が汚い方は古い角質だらけに肌がなっているはずです。
一方で、ツルツルのお肌の人は古い角質はちゃんと垢として排出されていて、
余分な角質は除去されてツルツルの状態を維持しているんです。
古い角質だらけになってしまう理由
お肌を汚く、荒れさせてしまう古い角質は、ターンオーバーが乱れて
しまうと肌に残ってしまいます。
通常、若く新陳代謝が良い人で、約28日間のサイクルで角質は新しく
生まれ変わりますが、ターンオーバーが乱れることで、新しくなるはずの
角質がそのまま残ってしまうんです。
30~40代になると、ターンオーバーは約45日とだんだん年齢と伴に遅くなり、
古い角質も残りやすくなります。
そのため、肌のザラザラ・ごわごわ、肌トラブルの原因でもある古い角質を除去するには、
ターンオーバーを促進させてあげることで改善されていきます。
顔の角質をポロポロと除去する取り方
ターンオーバーを促進させて、ザラザラの顔の角質をポロポロと
取るには『ピーリング』をするのが効果的です。
料理でジャガイモなどの皮を剥くための、ピーラーと同じで、
古い角質を剥くために使われるものです。
といっても、刃物を使うわけではなくて、AHA(フルーツ酸)という皮膚を人為的に溶かす酸で、
ポロポロと垢として除去してあげるケミカルピーリングという方法でやるのが一般的です。
ケミカルピーリングに使うアイテムとしては、ピーリングジェルやピーリング石鹸といった
ものがあります。
ピーリング剤は誰でも使えるもので、配合されているのもAHA(フルーツ酸)など、
肌に使っても安心のものが使われているので、気軽に使うことができます。
顔の肌が角質だらけで、ザラザラするという方は、お肌をツルツルにするためにも
ピーリングをまず試してみると良いですね。
ただし、やり過ぎには注意
ピーリング剤を使って、角質がポロポロと取れるからと言って、
使い過ぎはトラブルの元です。
肌を守る角質を除去するわけですから、取り除きすぎると肌は薄くなり、
敏感肌・乾燥肌になる可能性もあります。
また、最悪のパターンとして、肌がテカテカになるビニール肌にもなる
こともあるので、ピーリングをする時は十分に気をつけて管理してくださいね。